AI・ChatGPT活用

【Genspark特集】Super Agent一発指示で助成金・制度改正の調査を半自動化するプロンプト例

Super Agent一発指示で助成金・制度改正の調査を半自動化するイメージ
メソル

Sparkpageで社内説明用レポートを作る流れは分かってきたんですが、助成金とか法改正みたいに「調べることが多い案件」は、Super Agentに一発で投げちゃっていいんですか?
フォックン
フォックン

下調べと整理までなら、Super Agentはかなり向いています。ただし、申請可否の判断、法解釈、提出書類の最終確認は人と公式サイトが必須です。今日は、総務・人事が安全に使いやすい依頼文の型と、入れてはいけない情報をセットで整理しますね 🦉
オウル先生
オウル先生

助成金や制度改正の調査は、総務・人事の仕事の中でも特に重たい部類です。
理由はシンプルで、見るべき情報が多いうえに、古い情報・例外条件・行政文書の言い回し が入り混じるからです。

しかも、ただ情報を集めるだけでは足りません。
実務では次のような流れが必要になります。

  • まず何を調べるべきか整理する
  • どの制度・改正が自社に関係しそうか当たりをつける
  • 公式情報のURLを押さえる
  • 部門長や経営層に共有しやすい形に直す
  • 最後に、人が可否判断や社内適用判断をする

このうち、前半の「幅を取る作業」 はSuper Agentと相性が良いです。
逆に、後半の「深く確定する作業」 は人が持つべきです。

重要: 助成金の要件、手続き、法文、通達、事務連絡は更新されます。
AIの出力はあくまでたたき台として扱い、必ず厚生労働省、労働局、雇用保険関連サイト、官公庁PDFなどの一次情報で確認してください。

この記事で得られること

✅ Super Agentに渡す依頼文の共通パーツ
✅ 助成金の当たり付け用プロンプト例(2パターン)
✅ 法改正・制度の社内説明用プロンプト例(2パターン)
✅ 実行後に必ずやる確認リスト


Super Agentに任せてよい範囲・任せてはいけない範囲

ここを最初に線引きしておくと、使い方がかなり安定します。「どこまでAI」「どこから人か」が曖昧だと、あとで怖くなるんです。
オウル先生
オウル先生

Super Agentは、複数ステップをまとめて下ごしらえするのに向いています。
ただし、何でも一発で結論まで出させる使い方は危険です。

任せてよい(下調べ)人がやる(必須)
公開情報の収集・要約・比較表のたたき台自社が対象かどうかの最終判断
公式URLの候補出し申請書・添付書類の作成と承認
施行時期・キーワードの整理労務士・社内法務への確認が必要な解釈
部門長向け説明メモの骨子作成就業規則・社内制度への落とし込み
他社公開事例の一覧化自社導入可否の結論づけ

Super Agentが強いのは「幅を取る」こと

助成金調査でいえば、「人材育成」「賃上げ」「DX支援」など、関連しそうな制度を広く洗い出す作業です。
法改正でいえば、改正の時系列、論点、参照URLの整理が得意です。

人が持つべきなのは「深さ」と「責任」

たとえば、

  • 自社は対象に入るのか
  • 必要書類は足りるのか
  • 社内規程に直すと何が変わるのか
  • 現場にどの順番で伝えるか

このあたりは、AIではなく人の判断が必要です。

この考え方は、助成金申請を総務が効率化する方法 のスケジュール管理やチェックリストとも相性が良いです。
つまり、AIで幅を取り、人で深さを取る という流れが基本になります。


依頼文に必ず入れる共通パーツ

Super Agentの1発指示に入れる3パーツの図

助成金でも法改正でも、依頼文の先頭か末尾に次の共通パーツを入れておくと、出力がぶれにくくなります。

Copy【前提】
・自社の社名、所在地、個人名、社員数、売上などの固有情報は書かない
・公開情報のみをもとに回答する
・回答は「社内検討用メモ」であり、申請書や提出物ではない

【出力形式】
・見出し+箇条書き
・各項目の末尾に参照元のタイトルとURLを付ける
・最後に「要確認」と明記すべき論点をまとめる

【禁止】
・「必ず受給できます」などの断定
・出典のない数値や日付
・個別事例への法的結論

固有情報を入れないようにするの、稟議前のメモ作りにも使えそうですね。
フォックン
フォックン

その通りです。外部AIを使うときは、まず機密を持ち込まないことが大前提です。特に総務・人事は、この癖を最初に付けておくのが大事ですよ。
オウル先生
オウル先生

共通パーツを入れる意味

このブロックを毎回付けるだけで、AIに余計な想像をさせにくくなります。
特に、助成金や法改正は「もっともらしいが危うい文章」が出やすい領域なので、断定禁止・出典必須・要確認明記 はかなり効きます。


Super Agentで調査から報告までを半自動化する流れ図

プロンプト例①|助成金「どれが当たりそうか」の当たり付け

まだ制度を絞り切れていない段階では、まず「候補の幅」を取るのが先です。
そのための依頼文例がこちらです。

Copy【タスク】
日本国内の中小企業向け助成金のうち、
「人材育成」「DX・業務改善」「賃上げ支援」に関連しそうな制度を調べ、
それぞれ最大5件ずつ、概要を一覧にまとめてください。

【各制度について書くこと】
・制度の正式名称(略称があれば併記)
・公的な説明ページのURL
・対象のおおまかな条件(公開情報に基づく範囲で)
・申請窓口が分かるページのURL
・案内されている申請期間やスケジュールの要約
・不明点がある場合は「公式で要確認」と明記

【注意】
・都道府県独自の制度は、見つかった範囲で1〜2件に留める
・締切や要件は必ず「公式ページで要確認」と添える

このプロンプトが向いている場面

  • 今年使えそうな制度をざっくり見たいとき
  • 経営層に「候補の幅」だけ先に見せたいとき
  • 総務・経理・現場で役割分担を話し始める前段階

期待する出力

ここで欲しいのは、結論ではなく候補の棚卸し です。
「どれが使えるか」をAIに決めさせるのではなく、「どれを人が深掘りするか」を決めやすくするのが目的です。


プロンプト例②|助成金「特定の1制度を深掘り」

制度名がある程度決まっているなら、次は1制度に絞って深掘りします。

Copy【タスク】
「(ここに制度の正式名称を手入力)」について、
厚生労働省または労働局等の一次情報を優先して調べ、
社内検討用に以下の見出しでまとめてください。

【見出し】
1. 制度の目的
2. 対象事業者の条件
3. 助成内容の概要
4. 申請に必要な書類カテゴリ
5. 申請・問い合わせ先の公式URL一覧
6. 自社で確認すべき論点(10項目以内)

【禁止】
・自社が必ず通る等の表現
・公式にない手続きの創作
・推測による金額や要件の補完

「制度名を手入力」って書いてあるの、地味に大事ですね。
フォックン
フォックン

かなり大事です。制度名をAIに推測させると、古い制度や似た制度を混ぜることがあるので、人が正式名称を確認してから入れるほうが安全です。
オウル先生
オウル先生

このプロンプトが向いている場面

  • ある制度に絞って上司へ相談したいとき
  • 稟議メモの下ごしらえをしたいとき
  • 経理や社労士と話す前に論点を整理したいとき

ここでも欲しいのは「申請OK判定」ではなく、人が確認すべき論点の一覧 です。


プロンプト例③|法改正・通達の社内向け要点メモ

法改正や通達は、現場へ伝える前の「論点整理」に使うのが安全です。

Copy【タスク】
「(ここに法律名またはテーマを手入力)」について、
2025年以降の動向を、公的機関の情報を優先して調べ、
部門長向けの社内説明用メモのたたき台を作成してください。

【メモに含めること】
・改正や施行の時系列
・事業者側で検討が必要になりそうな論点
・参照した省庁・機関のページURL一覧
・不明点や未確定情報は「要確認」と明記

【含めないこと】
・自社の就業規則や協定に即した結論付け
・個別事例に対する法的結論

ここは「結論」を出させるより、「論点リスト+URL」に留めるのがコツです。社内説明用の第0稿として見ると使いやすいですよ。
オウル先生
オウル先生

向いている場面

  • 部門長への説明前
  • 現場への影響整理前
  • 社労士や法務へ相談する前の土台づくり

プロンプト例④|人事制度の公開事例の当たり

他社の公開事例を見るときも、公開情報だけに絞るのが基本です。

Copy【タスク】
「(テーマを手入力。例:フレックスタイム制の導入事例)」について、
企業のプレスリリース、IR、採用ページなど公開情報のみから、
参考になりそうな取り組みを5件以内で要約してください。

【各事例】
・企業名(公開されている名称のみ)
・情報の出典URL
・取り組みの概要(推測はしない)

【注意】
・自社への導入可否の判断は書かない
・社名・URLはすべて公開情報に限定
・出典なしの一般論だけになる場合は、そのまま使わない

向いている場面

  • 制度見直しの参考例を集めたいとき
  • 役員や部門長へ「世の中の動き」を共有したいとき
  • 自社導入の前に、論点の幅を見たいとき

実行後に必ずやる確認チェックリスト

Perplexityでやる調査と、Super Agentってどう使い分けるのがいいんですか?
フォックン
フォックン

短時間のQ&Aや単発確認ならPerplexity系が向きやすく、複数ステップを束ねた整理やたたき台づくりならSuper Agentが向きやすいです。ただし、最終確認の手間は減らないと考えてください。
オウル先生
オウル先生

Super Agentを使ったあとには、次の確認を必ず入れてください。

#確認内容
1出典URLを実際に開き、本文とAI要約が一致しているか
2日付・施行日が最新の告示・通達と一致しているか
3助成金なら公的窓口のページと矛盾がないか
4社内に出す前に、情シス・法務・人事のAI利用ルールに抵触しないか
5稟議や共有メモに参照URL一覧を添付したか

確認を飛ばすと何が起きるか

  • 期限切れの制度情報を使ってしまう
  • 古い通達と新しい解釈が混ざる
  • もっともらしい要約をうのみにする
  • 社内共有の段階で差し戻しになる

つまり、Super Agentは調査の前半を速くする道具であって、確認責任を消してくれる道具ではありません。


まとめ

共通パーツ+用途別の型をコピペして、最後は出典と公式確認で締める、という感じですね。
フォックン
フォックン

はい。その使い方がいちばん安全です。Super Agentは、調査の前半を速くして、論点整理を助けてくれる道具だと考えてください。最終判断は必ず人が持つ。この前提を守ると、かなり使いやすくなりますよ 🦉
オウル先生
オウル先生

助成金や制度改正の調査でSuper Agentを使うときは、次の3点を忘れないことが大切です。

  • 公開情報の収集と整理までに使う
  • 固有情報を入れず、出典URLつきで出させる
  • 最終判断・申請・法解釈は人が持つ

この3つを守れば、重たい調査の初動をかなり軽くできます。
特に総務・人事では、「全部任せる」よりも 「最初の幅取りを速くする」 という使い方が最も実務的です。

次に深めるなら、

  • 中小企業総務のAI導入ステップ
  • 経営層への報告を効率化する考え方
  • 業務効率化の成果をどう伝えるか

といったテーマとつなげると、Genspark活用の全体像が見えやすくなります。


この記事のポイント

項目内容
範囲公開情報の収集・整理まで。申請判断・結論は人が持つ
共通パーツ固有情報なし/出典付き/断定禁止
助成金当たり付け用と1制度深掘り用の2例
法改正・事例要点メモ用と公開事例収集用の2例
まずやること自社で今期関係しそうなテーマを1つ選び、共通パーツ付きでSuper Agentに下調べの第0稿を出させる
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オウル先生&フォックン
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