【テンプレート付】社内規程をChatGPTで作成する方法
公開日: 2025-12-13
カテゴリ: 総務実務・ChatGPT活用
想定読了時間: 10分
導入
🦊 フォックン「社内規程を作らなきゃいけないんだけど、どこから手をつければいいか分からない…。ゼロから書くのは時間かかりすぎるし💦」
🦉 オウル先生「社内規程の作成は、確かに大変ですよね。でも、ChatGPTを使えば下書きが5分で完成します。もちろん、そのまま使うのはNGですが、たたき台があれば作業は格段に楽になりますよ」
この記事は、以下のような方におすすめです。
- 社内規程を作成することになったが、やり方が分からない
- テンプレートがなく、ゼロから作成する必要がある
- ChatGPTで規程の下書きを作りたい
- 規程作成の時間を短縮したい
この記事を読めば、ChatGPTを使った社内規程の作成方法と、注意すべきポイントが分かります。
私は総務・情報システム・人事を15年担当してきた中で、10種類以上の社内規程を作成してきました。ChatGPTを活用するようになってからは、下書き作成時間が90%削減されました。
社内規程とは?【基礎知識】
🦊 フォックン「そもそも社内規程って何?就業規則とは違うの?」
🦉 オウル先生「まず基礎から説明しますね」
社内規程の種類
| 種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 就業規則 | 労働条件を定めた規則(法定) | 労働時間、休日、賃金、退職 |
| 社内規程 | 業務ルールを定めた規則 | 経費精算規程、情報セキュリティ規程 |
| マニュアル | 業務手順を示した文書 | 経費精算マニュアル、入社手続きマニュアル |
ポイント:
- 就業規則は法律で作成が義務付けられている(従業員10人以上)
- 社内規程は会社独自のルールを定めるもの
- マニュアルは具体的な手順を示すもの
🦊 フォックン「なるほど!就業規則は法律的なもので、社内規程はもう少し自由に作れるんだね」
総務がよく作成する社内規程
| 規程名 | 内容 |
|---|---|
| 経費精算規程 | 経費の申請ルール、承認フロー |
| 出張旅費規程 | 出張時の交通費、宿泊費、日当 |
| 慶弔見舞金規程 | 結婚、出産、弔事等の見舞金 |
| 在宅勤務規程 | テレワークのルール |
| 情報セキュリティ規程 | 情報管理、パスワードルール |
| ハラスメント防止規程 | パワハラ、セクハラの防止 |
| 副業・兼業規程 | 副業の許可基準、届出ルール |
| SNS利用規程 | SNS利用時の注意事項 |
🦉 オウル先生「これらはChatGPTで下書きを作成できます。ただし、注意点がありますので、後でしっかり説明しますね」
ChatGPTで社内規程を作成する3ステップ
STEP1:規程の目的・対象を明確にする
🦉 オウル先生「まず、何のために、誰に向けて作成するかを整理します」
整理すべき項目:
- 規程の目的: なぜこの規程が必要か?
- 対象者: 誰がこの規程に従うか?
- 適用範囲: どの業務・場面に適用されるか?
- 既存ルール: 現在のルールはあるか?(口頭ベースでもOK)
- 他社事例: 参考にしたい事例はあるか?
例:在宅勤務規程の場合
【目的】
在宅勤務のルールを明確にし、生産性と働きやすさを両立する
【対象者】
全社員(ただし、業務上在宅勤務が難しい職種を除く)
【適用範囲】
在宅勤務を行う際の申請、勤務時間、費用負担、情報管理
【既存ルール】
・現在は上司の許可があれば週2日まで可能(口頭ベース)
・費用負担のルールは未整備
【参考にしたい点】
・申請フローを明確にしたい
・光熱費等の費用補助を検討したい
STEP2:ChatGPTにプロンプトを送る
🦉 オウル先生「STEP1で整理した内容を、ChatGPTに送ります」
プロンプトのテンプレート:
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「〇〇規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
(なぜこの規程が必要か)
【対象者】
(誰がこの規程に従うか)
【含めるべき項目】
・〇〇(例:申請方法)
・〇〇(例:承認フロー)
・〇〇(例:費用負担)
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・業種: 〇〇
・その他関連情報
【形式】
・条文形式(第1条、第2条...)
・各条文に見出しを付ける
・分かりやすい表現で
【注意点】
・一般的な内容で作成してください
・最終的には専門家のレビューを受けることを前提としています
実際のプロンプト例:在宅勤務規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「在宅勤務規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
在宅勤務のルールを明確にし、生産性と働きやすさを両立する
【対象者】
全社員(ただし、業務上在宅勤務が難しい職種を除く)
【含めるべき項目】
・目的
・定義
・対象者
・申請・承認手続き
・勤務時間・休憩
・業務報告
・費用負担(通信費、光熱費)
・情報セキュリティ
・労働災害
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 50名
・業種: IT企業
・現在は週2日まで在宅勤務可能
【形式】
・条文形式(第1条、第2条...)
・各条文に見出しを付ける
・分かりやすい表現で
【注意点】
・一般的な内容で作成してください
・最終的には専門家(社労士)のレビューを受けることを前提としています
STEP3:生成された内容を確認・修正する
🦉 オウル先生「ここが最も重要です。ChatGPTの出力をそのまま使ってはいけません」
必ず確認すべきポイント:
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 自社の実態との整合性 | 現在の運用と矛盾がないか |
| 法律との整合性 | 労働基準法等に違反していないか |
| 他の規程との整合性 | 就業規則や他の規程と矛盾がないか |
| 実現可能性 | 実際に運用できる内容か |
| 曖昧な表現 | 解釈に幅がある表現がないか |
🦊 フォックン「そのまま使っちゃダメなんだね。確認が大事!」
🦉 オウル先生「はい。ChatGPTの出力は『たたき台』です。必ず確認・修正してから使用してください」
【実例】在宅勤務規程をChatGPTで作成
🦉 オウル先生「実際にChatGPTで作成した在宅勤務規程の例を見てみましょう」
ChatGPTが生成した下書き例
在宅勤務規程
第1章 総則
(目的)
第1条 本規程は、従業員の在宅勤務に関する事項を定め、
業務の効率化と従業員のワークライフバランスの向上を
図ることを目的とする。
(定義)
第2条 本規程における「在宅勤務」とは、従業員が自宅に
おいて、情報通信機器を利用して業務を遂行することをいう。
(対象者)
第3条 在宅勤務の対象者は、以下の条件を満たす者とする。
(1) 正社員、契約社員、パートタイマーであること
(2) 在宅勤務により業務遂行が可能であること
(3) 自宅に業務遂行に適した環境が整備されていること
(4) 情報セキュリティに関する研修を受講していること
2 ただし、以下に該当する者は対象外とする。
(1) 業務上、出社が必須である職種の者
(2) 試用期間中の者
(3) 懲戒処分を受けて6ヶ月以内の者
第2章 申請・承認
(申請手続き)
第4条 在宅勤務を希望する従業員は、所定の申請書を作成し、
在宅勤務開始日の3営業日前までに所属長に提出しなければならない。
(承認)
第5条 所属長は、業務上支障がないと判断した場合、在宅勤務を
承認する。承認にあたっては、以下の事項を考慮する。
(1) 業務内容が在宅勤務に適しているか
(2) チームの業務遂行に支障がないか
(3) 本人の業務遂行能力
第3章 勤務
(勤務時間)
第6条 在宅勤務時の勤務時間は、就業規則に定める所定労働時間と
同一とする。
2 始業・終業時刻は、所属長に報告しなければならない。
(休憩)
第7条 休憩時間は、就業規則に定める時間と同一とする。
(時間外労働)
第8条 在宅勤務における時間外労働は、事前に所属長の承認を
得た場合に限り認める。
(業務報告)
第9条 在宅勤務を行った従業員は、当日の業務終了時に所属長に
業務報告を行わなければならない。
第4章 費用負担
(通信費)
第10条 在宅勤務に必要な通信費は、会社が月額〇〇円を上限
として支給する。
(光熱費)
第11条 在宅勤務に伴う光熱費は、在宅勤務手当として月額〇〇円を
支給することにより補填するものとする。
(機器の貸与)
第12条 会社は、在宅勤務に必要なパソコン等の機器を貸与する。
貸与された機器は、業務目的以外に使用してはならない。
第5章 情報セキュリティ
(遵守事項)
第13条 在宅勤務を行う従業員は、以下の事項を遵守しなければならない。
(1) 業務に関する情報を第三者に漏洩しないこと
(2) 貸与された機器を適切に管理すること
(3) 公衆無線LANを使用しないこと
(4) 画面ののぞき見を防止すること
(5) 業務終了後は、必ずログアウトすること
(情報漏洩時の対応)
第14条 情報漏洩またはそのおそれが生じた場合は、直ちに
所属長および情報システム部門に報告しなければならない。
第6章 その他
(労働災害)
第15条 在宅勤務中の負傷等については、労働災害として取り扱う
場合がある。業務との関連性については、個別に判断する。
(規程の改廃)
第16条 本規程の改廃は、取締役会の決議による。
附則
本規程は、〇年〇月〇日より施行する。
🦊 フォックン「すごい!5分でここまで作れるんだ!」
確認・修正のポイント
🦉 オウル先生「この下書きを見て、確認・修正すべき点を解説します」
| 箇所 | 確認ポイント | 修正例 |
|---|---|---|
| 第10条・第11条 | 金額が「〇〇円」のまま | 自社の予算に合わせて設定 |
| 第4条 | 3営業日前は自社で適切か | 運用実態に合わせて調整 |
| 第3条 | 対象外の条件は適切か | 自社のルールに合わせて調整 |
| 第15条 | 労災の取り扱いは正確か | 社労士に確認 |
| 全体 | 就業規則との整合性 | 就業規則と比較して確認 |
【コピペOK】規程別プロンプトテンプレート5選
🦉 オウル先生「よく使う規程のプロンプトテンプレートを5つ紹介します」
①経費精算規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「経費精算規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
経費精算のルールを明確にし、適正な経費管理を行う
【含めるべき項目】
・目的、適用範囲
・経費の種類(交通費、交際費、消耗品費等)
・申請方法、必要書類
・申請期限
・承認フロー
・振込時期
・禁止事項
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・申請方法: 社内システムから申請
・承認フロー: 直属上司→経理部
・振込: 翌月15日
【形式】
条文形式、見出し付き、分かりやすい表現
②出張旅費規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「出張旅費規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
出張時の旅費支給ルールを明確にし、適正な費用管理を行う
【含めるべき項目】
・目的、適用範囲
・出張の定義(日帰り出張、宿泊出張)
・交通費(原則公共交通機関、新幹線の利用基準)
・宿泊費(上限額、地域別)
・日当
・出張報告
・精算方法
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・出張頻度: 月〇回程度
・宿泊費上限: 〇〇円
【形式】
条文形式、見出し付き、分かりやすい表現
③慶弔見舞金規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「慶弔見舞金規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
従業員の慶事・弔事に対する見舞金支給ルールを定める
【含めるべき項目】
・目的、適用範囲
・慶事(結婚、出産)の見舞金額
・弔事(本人死亡、家族死亡)の見舞金額
・その他(傷病見舞金、災害見舞金)
・申請方法
・支給時期
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・一般的な中小企業の水準を希望
【形式】
条文形式、見出し付き、金額は表形式で
④情報セキュリティ規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「情報セキュリティ規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
会社の情報資産を保護し、情報漏洩を防止する
【含めるべき項目】
・目的、適用範囲
・情報資産の定義
・情報の分類(機密、社外秘、一般)
・アクセス権限管理
・パスワード管理
・電子メールの利用
・外部記憶媒体の利用
・持ち出し・持ち込み
・インシデント対応
・教育・研修
・違反時の処分
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・業種: 〇〇
・主な情報資産: 顧客データ、財務データ
【形式】
条文形式、見出し付き、分かりやすい表現
⑤副業・兼業規程
あなたは社内規程の作成に詳しい専門家です。
以下の条件で「副業・兼業規程」の下書きを作成してください。
【規程の目的】
従業員の副業・兼業に関するルールを定め、本業への影響を防止する
【含めるべき項目】
・目的、適用範囲
・副業・兼業の定義
・届出義務
・許可基準(禁止される副業の例)
・労働時間管理
・秘密保持
・競業避止
・届出内容の変更
・許可の取消し
・規程の改廃
【会社の状況】
・従業員数: 〇〇名
・副業を原則許可する方針
・ただし競業他社での就労は禁止
【形式】
条文形式、見出し付き、分かりやすい表現
社内規程作成の注意点【重要】
🦉 オウル先生「ChatGPTで規程を作成する際の重要な注意点をお伝えします」
注意点①:法的有効性は専門家に確認
🦊 フォックン「ChatGPTで作った規程、そのまま使っていいの?」
🦉 オウル先生「法的な有効性は、必ず専門家(社労士、弁護士)に確認してください」
特に注意が必要な規程:
- 就業規則(労働基準法の規制あり)
- 賃金・退職金に関する規程
- 懲戒処分に関する規程
- ハラスメント防止規程
注意点②:最新の法改正を確認
ChatGPTの学習データには最新の法改正が反映されていない可能性があります。
確認すべきソース:
- 厚生労働省のウェブサイト
- e-Gov法令検索
- 社労士・弁護士への相談
注意点③:自社の実態に合わせる
ChatGPTは一般的な内容を出力します。必ず自社の実態に合わせて修正してください。
確認ポイント:
- 金額、日数などの具体的な数値
- 承認フロー
- 既存の規程・就業規則との整合性
注意点④:従業員への周知
規程を作成したら、従業員への周知が必要です。
周知方法:
- 社内ポータルへの掲載
- メールでの通知
- 説明会の実施
まとめ:ChatGPTで下書き、専門家で仕上げ
🦊 フォックン「ChatGPTで下書きを作って、専門家にチェックしてもらえばいいんだね!」
🦉 オウル先生「その通りです。ChatGPTで90%の時間を削減し、専門家で品質を担保する。これが最も効率的な方法です」
この記事で学んだこと
- ChatGPTで社内規程の下書きが5分で作れる
- プロンプトは具体的に書くほど精度が上がる
- 生成された内容はそのまま使わない
- 法的有効性は必ず専門家に確認
- 自社の実態に合わせて修正する
規程作成の流れ
| ステップ | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| STEP1 | 目的・対象を整理 | 15分 |
| STEP2 | ChatGPTで下書き作成 | 5分 |
| STEP3 | 自社の実態に合わせて修正 | 1〜2時間 |
| STEP4 | 専門家(社労士等)にレビュー依頼 | 1〜2週間 |
| STEP5 | 最終修正・承認・周知 | 1週間 |
🦉 オウル先生「ゼロから作るよりも、圧倒的に早く完成します。ぜひ活用してください」
🦊 フォックン「よし、在宅勤務規程の下書きから始めてみる!✨」
次のステップ
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【5分で完成】ChatGPTで社内マニュアルを作成する方法
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